人間の俯瞰・あおり・横からの描き方

人間の俯瞰・あおりの描き方

上図は8頭身の目安線を使って俯瞰とあおりの人間を描いた図です。

やはり「人体の等身と描き方」と同じように人体ボックスを使い目安線を引き、それに「人体の等身と描き方」で紹介した人体の各部位の位置を目印として体を構築しています。

つまり、基本は真正面から描いても角度を付けても描き方は同じなのです。

人間の横から見た描き方

人間を横から書く場合も、俯瞰やあおり同様人体ボックスを使います。

人体ボックスは適当にパパッと描いてもいいのですが、上図はより正確にするため消失点をとって描いています。消失点に関しては「背景の描き方」の中で詳しく紹介しています。

奥行があるボックスの等分線の描き方

上述の俯瞰・あおりの人体ボックスを見ると、上に行くにつれ8個に割った等分線が狭くなっています。

見下ろせば人体に奥行き(パースペクティブ)が生じますから当然ですが、どうやって正しい奥行きを表現するのでしょうか。それにも規則があります。

奥行のある人体ボックスの描き方・その1

ここでは「あおり(下から見上げる)」の奥行を持つ人体ポックスで説明します。まず上へ狭くなる人体ボックスを描きます。適当でもいいですが今回は消失点をとっています。

その人体ボックスの真ん中に直線を引きます。

奥行のある人体ボックスの描き方・その2

次に人体ボックスに対角線を引きます。その対角線が交わった交点に水平に線を引きます。これで2等分です。

奥行のある人体ボックスの描き方・その3

四つ出来た四角の上のどちらかに対角に線を描き入れ、その交点にまた水平線を描きます。

奥行のある人体ボックスの描き方・その4

同じく下の四角にも対角に線を描き入れ、交点に水平線を入れます。

これで上から数えて4頭身分になりました。

 

奥行のある人体ボックスの描き方・その5

左に出来たまだ対角に線が引かれていない四つの四角に、今までと同じ様に対角線を引き、同じ様に交点に水平線を引きます。

正しい奥行きで8頭身分の人体ボックスが完成しました。