Xboxワイヤレスコントローラーは、パソコンでゲームをする時の鉄板コントローラーと思われている。検索すれば絶賛記事だらけ、Amazonのレビューでも絶賛レビューだらけだ。これだけ高評価なら1個6,000円オーバーという価格も正当化してくれるだろうと購入した。結果はとんでもない間違いだった。
本コントローラーの最大の欠点は十字キーの位置だ。私は一般的な日本人男性の手だと思うが、明らかに十字キーが遠い。そのせいで親指の先で操作することになる。アメリカ人は手が大きく問題ないのかもしれないが、私は昔から親指の腹で操作してきたため、ものすごく操作し辛い。この点だけでも評価は低いのに、なぜ日本のレビューが絶賛だらけなのか理解に苦しむ。いつの間にか日本人の手はアメリカ人並みになっていたのだろうか。
本コントローラーの購入理由のもう一つが無線であったことだ。無線機能に関しては文句は無い。問題はアップデートするには必ず有線で繋ぐ必要があることだ。これでは無線の価値が無いではないか。私は仕舞った箱を探し出し、ケーブルを探し出す羽目になった。
最後の問題がマルチペアリング非対応だ。これは分かっていたため減点はしないが、USBレシーバーではなくBluetoothでの接続だし、6,000円超の高い製品なのだから対応して欲しかった。2,000円のキーボードが対応しているのに非対応なのはどうなのか。私は2台のパソコンを使っており、両方で使えればどれだけ便利だっただろう。この値段なのだから対応しても罰は当たらないだろう。
絶賛レビューばかりだが、私はこれまで使っていた安物のロジクール製有線コントローラーの方が使いやすかった。1,500円程度だがXboxコントローラーの操作感と比べて遜色はない。こんな事ならSwitch ProコンやPS5のDualSense、またはロジクールの無線コントローラーを買えば良かったと後悔している。
最後に1つ言いたいのは、本コントローラーばかりではないが、最近のコントローラーが高過ぎる事だ。コントローラーなんて昔は1,500円がいいとこだった。今は6,000円超、フルプライスの新作ゲーム一本分である。コントローラーはゲームのおまけに過ぎない、それがゲーム自体と同額なんて狂っている。最近のコントローラーが高いのは、ジャイロだとかバイブレーションだとかタッチパッドだとか、どうてもいい機能をてんこ盛りにしているからだ。いらないよ、全くいらないよ。そんな下らない機能つける位なら1円でも安くするべきだ。
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