きんごの概要
きんごは「おいちょかぶ」と似ています。札の月の合計数を競うのは同じですが、おいちょかぶが9を狙うのに対し、きんごは15を狙います。さらに、おいちょかぶは親対子ですが、きんごは個人戦です。
使用札
柳札と桐札を除いた40枚
プレイ人数
2人〜7人程度
遊び方
親の決め方
花札では親は「めくり札」で決めます。山札から1人1枚ずつ札をめくり、最も数の少ない月の札をめくった人が親です。同じ月ならより札の点数の高い人が親です。同じ月、同じ点数の札を2人以上がめくった場合は、その人達だけでもう一度めくり札を行います。
札の月の確認は「」を確認して下さい。
参加者の決定もめくり札を使います。めくった札の月が最も少ない上位2人が参加者になります。月が重複したなら札の点数、点数も重複したならもう一度めくり札を行います。
張り数を決める
最初に「張り数」を話し合って決めます。張り数は1回のゲームで賭ける点数です。参加者全員同じ張り数で勝負し、各々好きに数を張る事は出来ません。
ゲーム開始
中央に山札を置き、参加者で囲む様に座ります。
親は自分から半時計回りに、山札から札を1枚ずつ裏にして配ります。数字は配られた札の順番を表します。
1枚ずつ全員に配ったら、今度はプレイヤー個人個人で山札から札を好きなだけ引きます。
親から始めて反時計回りに順番に札を引きます。札は1枚ずつ引き、好きなところで止めます。但し、手札の合計点数が15未満(14以下)の場合に限ります。既に合計点数が15以上なら札は引けません。
上画像の数字は2周目で引かれた札の順番を表しています。
最後に手札の合計点数をみんなで公開します。最も15に近いプレイヤーが勝ちです。
- 15がいない場合は、15に最も近い人の勝ち
- 1位が複数いる場合は、負けた人の張り数を等分に分けて受け取る
- 負けが1人だけの場合は、敗者は自分以外の全ての人に張り数を払う
- 16以上になった人は、勝った人に倍の張り数を払う
上画像では子のDが勝利しました。
きんごの特殊な役
きんご3倍づけ | 5月札(菖蒲)3枚で15に作った場合、張り数の3倍ずつを全員から貰える。さらに、他に普通の15を作ったプレイヤーがいても、「きんご3倍づけ」を作ったプレイヤーの勝利となる。 など |
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シゴロ2倍づけ | 4月札(藤)、5月札(菖蒲)、6月札(牡丹)で15を作った場合、張り数の2倍ずつを全員から貰える。但し、「きんご3倍づけ」には負ける。 など |
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