どうも、ロスジェネおじさんです。今回は久しぶりにスターオーシャンに手を出してみました。
作品紹介
タイトル | スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE |
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プラットフォーム | PS4 ps5 Xbox One Xbox SeriesX/S Steam |
ジャンル | アクションRPG |
開発元 | トライエース |
発売元 | スクウェア・エニックス |
発売日 | 2022年10月27日 |
© 2022 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. Developed by tri-Ace Inc. CHARACTER DESIGN:akiman
「記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。」
このゲームのポイント
SFと思わせて基本は剣と魔法のファンタジー
キャラクターは典型的な萌系
昔ながらのRPGにド派手で爽快なバトルシステム
小学校高学年から中学生で3Dアクションゲーム好き向け
スターオーシャン6、とりあえずレイモンド編クリアした
シリーズ初プレイだけど死ぬほど楽しかった!!エレナさん大好き愛してる
レティシア編も近々やるぞー pic.twitter.com/2JnB0XYyrn— れれころ🍰 (@rerecoro) July 8, 2023
スターオーシャン6
1時間くらいやった感想としては結構面白い
操作難易度は結構高めな方な気がする
ゲーム難易度高めみたいな話は特に聞かないからその辺適当でもやっていける難易度にはなってるんだろうけど— ぼくはくま~-18kg~ (@konchan00) July 8, 2023
スターオーシャン6は面白かったから復活してくれトライエース!!
— わし (@wani_max) July 6, 2023
面白かった点
全体的に古臭さを感じるあの頃のJRPG感

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ゲームを通して感じたのが古臭さ。私が子供の頃にやっていたRPGっぽさがあちこち散見される。昔ながらのレベリングシステム、ダンジョンをクリアしても自分で戻ってこないといけない、次の街に行くと1つ前の街より強い武器が売っている等々。昔のドラクエとかFFとか90年代のRPGはこんなだったなあと懐かしくプレイした。
今の子供達にはどう映るのだろうか。
素晴らしきいつでもポーズ機能

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最近のゲームは好きな時に押してポーズができない。昔のゲームはスタートボタンを押せば即止まった。トイレに行きたい時、誰かが来た時など便利な事この上ない。本作はこのいつでもポーズ機能があって、とても重宝した。
ストーリーのテンポ良し、だがおっさんには辛い

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ストーリーのテンポがよく展開が次々進み飽きない。日本の脚本は映画やドラマにしてもそうだが、とにかくダラダラしていて無駄が多い。その点、本作はテンポよく話が進んでいくので好感が持てる。
だが、内容は処女の中年女性が書いたの? と思えるような脚本。SF+少年漫画+少女漫画という感じでロスジェネおじさんにはかなり辛かった。そもそもターゲットが違うだろうから、文句を付けるのがお門違いだろう。
ムービーはスキップ出来るが話が分からなくなるから耐え忍んで見た。ムービーではないがキャラが喋る場面では、ボタンで会話を1つ1つスキップ出来て便利だったが、ムービーは丸ごと飛んでしまう。この辺は何とかしてほしかった。
移動が快適でストレス無し

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キャラクターの移動速度が早い。ただ歩くだけでも早く、ダッシュは超高速でスタミナ切れもない。さらに本作の特徴の一つであるVAシステムで一定距離なら飛べるため、これまた早い。平面における移動もストレスが無いが、建物に登ったり立体空間移動においてもストレスが無い。街中の移動でこれほどストレスが無いゲームは初めて。
バトルはしっかり面白い
フィールドを駆け巡り、大勢で戦うのがSOシリーズの特色だが、本作もその特色が遺憾無く発揮されている。

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本作から導入されたVA(ヴァンガードアサルト)システムが生み出す爽快感は素晴らしい。デュマと呼ばれる機械の力を借りて、ロケット噴射のように広いフィールドをぶっ飛んでいく。上手く敵の目前で方向転換すると見失わせることができ、その間、敵は硬直し被ダメージ量もアップする。

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VAは単にバトルを有利にするためだけの存在ではない。高速で飛んでいきブラインドサイドを成功させた時の気持ちよさは、他のゲームでは味わえない本作最大の魅力だと思う。だから無駄に何度もやってゲージを浪費すること必至だ。
気になった点
Steam版は、まず最初にシェーダーコンパイルしよう
最初に驚いたのがカクつきの多さと、遺跡や街など新しいフィールドの読み込みの遅さ。敵との戦闘中に数秒止まるほどのカクつき(もはやフリーズ)で、プレイに支障が出るレベルである。
本作のSteamレビューが賛否両論になっているのも、このカクつきの酷さが原因(PS5版は★4)。レビューの中でシェーダーコンパイルすれば解決するとあったのだが、まずは何もせずにプレイしてみたが確かに酷かった。シェーダーコンパイルと聞くと難しい作業のように感じるが、ただゲームの「システム」からONにすればよいだけ。

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まずタイトル画面から「システム」→「グラフィックス」を選択。一番下の「プレシェーダーコンパイル」をONにする。

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自動でコンパイルが開始される。これが結構長い。私のPCはRyzen 5 2400Gだが、1時間5分かかった。CPU使用率はほぼ100%でこの時間。グラフィックボードは関係ないらしい。

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プレシェーダーコンパイル後は、全く無くなったわけではないが相当快適になった。たまに一瞬カクつく程度で、ゲームプレイには問題なし。ただ、これでも10数時間経過したあたりで、またカクつき出したため、もう一度コンパイルした。その後はクリアまでほぼカクつかなかった。
説明不足が多すぎる
【スターオーシャン6】 ゲーム内で説明のない知らなきゃ大損な事 16選!!
本作は色々と説明不足が多く、ヘルプを読んでも書いていないことも多い。この点は大いに反省すべきだ。戦闘中にパーティーの入れ替えが出来るなんて最終盤あたりで初めて知ったし、サブクエストの内容をマップ画面からYボタン(PSは△)で確認できるなんて分かるわけない。
さらに、本作のバトルシステムの核であるVA(ヴァンガードアサルト)に関しても説明不足だ。私はWebで使い方や特性を検索してやっと学んだ。VAは本作のバトルにおいて面白さと攻略の両面で重要だ。当初の私のようにVAを突っ込むだけでしか使わないと、バトルの面白さは大幅に減ずるし難度も上昇する。
バトルがわちゃわしゃする

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本作の魅力はダイナミック且つスピーディーなバトルシステムだが、時に大量の敵が出た時や、VAで縦横無尽に高速移動していると、敵と味方の区別がつかなくなる。エフェクトもド派手なので何が何やら訳が分からなくなる時があった。
リンクコンボは不自由なだけ

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各キャラはスキルポイントを割り振り必殺技を覚えていくが、リンクコンボと呼ばれる必殺技を3つの組み合わせる方式(単発もある)。正直不自由だった印象しかない、単純にボタンに技を割り振り、好きな技を好きなタイミングで出せるほうが良かったのではないか。
回復キャラが一人だけ

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回復出来るキャラはニーナという女の子だけ。それ以外ではアイテムを使うしかない。だから大抵はニーナをパーティーに含めることになる。私は強そうなキャラが好きなのでこの点はかなり不満であった。
けぶるSO6の世界

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フィールドや街のグラフィックはけぶっており、輪郭不明瞭なモヤモヤした表現になっている。これは「システム」→「グラフィック」から「ブルーム効果」をOFFでくっきりさせることができ、処理も早くなるのでおすすめだ。
獲得アイテム表示が小さすぎる

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拾ったアイテムが画面左端に小さな文字で表示される。画像だとそこまで気にならないが、モニターだと意識的にそこを見ないと分からない。
装備品は武器しか反映しない

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今どきのゲームにしては珍しく装備がキャラのグラフィックに反映しない(武器は変わる)。どんな防具やアクセサリーを付けても変化なし。ちょっと寂しい。
まとめ
本作はプレイヤーに如何にストレスを掛けないか、無駄な負担を減らすかに注力していると感じた。プレイ中にそれを感じることが多く、その度、私は開発陣に好感を持った。肝心のバトルはとても爽快で敵を倒すことが楽しい、当たり前かもしれないが出来の悪いゲームは苦痛でしかない。
昔ながらのJRPGや萌え要素が苦手な洋ゲーマニアなんかには勧められないが、ライトノベルや萌えアニメが好きな層は琴線に触れると思います。本作は死にかけていたシリーズが復活したとの呼び声高く、興味を持ったなら是非プレイしてほしい一作でした。クリア時間は約40時間。
もう一つ言うと、物語に登場するスコピアムは西洋社会やアメリカを風刺しているように見えた。他国の文明を劣っていると決めつけて、啓蒙するのが自分達の使命であると強引に文明化(西洋化)させるという行動に対しての。まあ、全て私の勝手な深読みかもしれませんが。
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