同人誌の種類

基本的な仕様

まずは作りたい同人誌の基本的な仕様を決定します。

●ジャンル
●ページ数
●販売価格
●印刷方法

印刷方法はページ数や販売価格などが決まってくれば自然と決まると思います。

 

 

同人誌の種類

販売されている同人誌はいくつかの種類に分ける事が出来ます。以下が大体の種類です。

 

個人誌

個人誌はその同人誌の制作が一人で行われている同人誌を指します。
主に個人サークルの作る同人誌がこのカテゴリに入ります。

 

合同誌

複数の人間が共同で作成した同人誌を指します。
何人かのグループで運営されているサークルの作品や、サークル同士のコラボレーションなどの作品が入ります。一般に発行費用は割り勘となる様です。

 

アンソロジー

一つのテーマに絞り、テーマに沿った様々な人の作品を集め掲載している同人誌です。
主催する人がおり他はゲストという扱いで、費用は主催者が負担します。

 

 

印刷形態の違い

下記が印刷方法の違いです。一般にその印刷方法の名前を使い○○本と呼ばれます。

 

コピー本

コピー本とは、コンビニのコピー機や自宅のプリンタなどを使って自ら製本した同人誌の事です。
メリットとしては

●少ページなら安く上がる事
●自由に本を作成出来る
●印刷所にわざわざ発注する手間が無い

などが挙げられます。逆にデメリットとしては

●全て自分で行うため大変
●大量に本を作る事は事実上不可能

などが挙げられるでしょう。

 

オフセット本

オフセット本とは、同人誌の印刷を受け付けている印刷会社に発注し、オフセット印刷で刷られた同人誌の事です。
メリットとしては

●印刷から製本まで印刷会社がやるので、手間がかからない
●原稿の再現率が高く、美しく仕上げる事が出来る
●本を大量に作る事が可能

などが挙げられます。逆にデメリットとしては

●費用が高く付く
●印刷会社にある規定を守らなければならない
●小部数だと割高になってしまう

などが挙げられるでしょう。

小部数(30~50部)位であればコピー本向きでしょう。何百部という大量印刷なら印刷会社に発注し、オフセット本を作成した方が費用は割安になります。当然本を美しく仕上げたい、 商業漫画の様な同人誌にしたい、等という場合は小部数でもオフセット本が良いと思います。
自分の完成させた原稿と希望する同人誌の形態とお財布との兼ね合いで、最終的には決定する事になると思います。