漫画用語

あ行

あおり

ローアングルとも言い、下から見上げた絵です。巨大さや、威圧感を与えるために描くアングルです。

アップショット

キャラクターの首から上の絵です。

アングル

描く物を見ている描き手の目線の高さです。代表的なものに、俯瞰、水平、あおりがあります。

イナズマフラッシュ

ベタフラッシュを応用して、雷の様な連鎖したベタフラッシュを繋げ、驚愕のシーン等を演出する。

インク

黒の製図用インク、証券用インク、コミッインク等があり、一般的にはコミックインクを使う人が多い様です。

イラストボード

厚い紙製のボードで、着色しても波打たない様に作られている。カラー原稿等に使われる。

絵コンテ

コマ割り、セリフ、コマの中の画面構成等、完成原稿のもとになるイメージ画。別名、「ラフ」「ネーム」とも言います。

オドロ線

ウネウネと歪んだ線を描く事で、恐怖を強調する。

か行

描き文字

漫画内で、音を表現するための文字。

カケアミ

縦、横、斜めの線をいくつも組み合わせた効果の事です。恐怖、不安、心理描写の他、風景の影、衣類の柄など、広い用途で使えます。5,6本の線を同じ太さと間隔で、正方形になる様に定規を使わずに引き、これを1カケと言います。1カケの上に直角に線を付け足すと2カケ、2カケに45度の斜線を1方向から付け足すと3カケ、2カケに45度の斜線を2方向から付け足したものが4カケです。

カブラペン(スプーンペン)

Gペンと丸ペンと中間的な太さの線が引ける。使いやすく、初心者に向いている。スプーンペンとも呼ばれている。

カラートーン

色の付いたトーン。

基本ワク(内ワク)

B5サイズの本を作る場合、B4の商業誌用原稿用紙なら縦270×横180ミリ(本になった時約82%に縮小される)のワク。A4の同人誌用原稿用紙なら、縦220×横150ミリ(原寸)のワク線の事。

キャラクター

物語に登場する人物。性格や個性の事を指す事もある。

雲形定規

雲の様な形をした、様々な曲辺が用意された定規。丸みのあるものを描く時に使われる。

効果

漫画を盛り上げる技法。ベタフラッシュ、トーンフラッシュ、流線等。

コマ

漫画の中で区切られている、一つ一つの絵。

さ行

Gペン

ペンの先の弾力があり、線の太さが自由に変えられるので、輪郭線を描くのに使われる。プロが最も多く使っているペン。

シナリオノート

プロット(ネーム)を書くために用いる専用のノートです。

ショット

画面中に、人物がどこの部分まで入っているかです。その割合で名前が変わります。例ロングショット、ミドルショット、フルショット、バストショット、アップショット。

水平線

アイレベルとも言い、人間の目の高さと、ほぼ同じアングルの絵となります。

スクリーントーン

白黒の漫画の世界おける「色」を表現するために使います。

スクールペン

Gペンと同じ特徴を持っているが、Gペンよりペン先が固いので、筆圧が強い人に向いている。

スプーンペン

Gペンと丸ペンの中間的な太さの線が引ける。使いやすく、初心者に向いている。カブラペンとも呼ばれる。

外ワク

一番外側に引かれているワク線。タチキリの場合は、ここからはみ出して絵を描きます。

た行

断ち切り

ページの基本ワク線より、はみ出して絵を描く事。印象付けたいコマなどに使います。

直定規

漫画の場合、細かい所、絵の直線状の部分を書くための10センチ位の物と、ワク線を引くための、30~40センチの定規を使います。いずれも、片側にエッジの付いた物を使います。ペンで線を描くとき紙面と定規がくっついていると、インクが滲んでしまうからです。

つけペン

ペン軸につけて使用する先だけのペン。ペン先とも呼ばれる。

つやベタ

髪の毛のつやを出す時などに、用いる効果です。

デフォルメ

人物等の特徴的な部分や、印象的な部分を強調したり大げさに描いたりする事です。誇張、変形、簡略化といった変形を加える事により、より印象的なキャラクターにする事。

点描

無数に点を打ち、行う効果です。風景描写では、霧の流れ、砂やコンクリートの質感を表す時に使われます。キャラクターの後ろに円形などを描いて、優しさやほのぼのとした感情を表現します。恋愛漫画、少女マンガでは必須の表現と言えます。

独白

キャラクターの心の声。

トレーシングペーパー

半透明の紙。写し取りたい絵の上に重ね、下の絵の線をなぞり、写し取る。

トレース

トレーシングペーパーもしくは、トレース台等を使って、絵を他の紙に転写する事。

トレース台

表面が薄いガラスで出来ており、内部から発光する様に出来ている。その上に絵の描かれた紙を置き、写し取りたい紙を重ね、浮かび上がった絵をなぞる。

トーンフラッシュ

スクリーントーンを使ったフラッシュです。車のライトや宝石といった物が光り輝いている様子を表現する時に使われます。真ん中をくり貫いてセリフを入れれば、モノローグなどの特別なフキダシとして使えます。

な行

ナワカケ

カケアミを応用したもので、1カケを台形に描き、カーブさせながら重ねていきます。

ネーム

フキダシに入るセリフの事。絵コンテの時にほぼ決まります。

ノド

製本された時、合わさっている紙面側を言います。通常、こちら側は何も描かず空けておきます。

は行

バストショット

キャラクターの胸から上の絵です。会話のシーンでは、このショットがよく使われます。

パースペクティブ

漫画だけではなく、絵画や設計図、CGでも使われている表現方法。一点、二点、三点、透視図法等がある。

パーソナルデータ

キャラクター等の詳細な個人情報。人物造形やその後のストーリーを考えやすくする、もしくは、キャラクターを掘り下げるために作成するデータ。

羽ぼうき

先に鳥の羽がついている棒。紙面に溜まった消しゴムのカスや、ホコリを払う。汗のついた手で払うと、インクが滲んだりスクリーントーンが剥げたりする事もある。

パッティング

てるてる坊主を作る様に、布やティッシュを丸めてガーゼに包み、首元を輪ゴムで止めます。丸い部分にインクを塗り、それをポンポンと軽く叩いて跡をつけます。

ヒロイン

女性の主人公。少年マンガにおいては、主人公(男)と関係が一番深い女性キャラクターを指します。

俯瞰

ハイアングルとも言い、上から見下ろすアングルです。俯瞰は、どこで、何をしているのか、読者に伝えるために使用する事が多いようです。

噴き付け

黒い夜空にホワイトを使って、夜空の星等を描く時に使う効果です。ホワイト、黒インク両方で使用します。

フルショット

キャラクターの全身が入った絵です。

ベタ

真っ黒く塗りつぶされた所。塗りムラの出ない黒色のマーカーや、墨汁で塗ります。塗る所には通常バツ印を付けておきます。

ベタフラッシュ(集中線)

注目させたい所に向かって、先の尖った直線を集めていく。

ペン入れ

インクをつけたペンで、下絵をなぞること。

墨汁

書道で使う墨。ベタを塗る時などに使う。

ポスターカラー

漫画の場合は、白のポスターカラーを指します。失敗部分の修正に使います。ベタの上に白で絵を描く時も使います。

ホワイト

原稿がインクで汚れてしまったり、間違った箇所を修正する事。ポスターカラーの白や修正液が使われる。

ま行

マーカー

ベタを塗り潰すのに使います。

マスキングテープ

透明の低粘着性のテープです。色や汚れをつけたくない所に紙面保護として貼り、カッター等でカットします。

マスキングフィルム

透明の低粘着性のフィルムです。色や汚れをつけたくない所に、紙面保護として貼り、カッター等でカットします。

丸ペン

先が固く、安定して細い線が引けるので、背景や線の強弱をつけたくない場所に使われる。丸ペンは丸ペン専用のペン軸が必要。

ミドル

キャラクターの膝から上が画面に入る絵です。

ミリペン

強弱がつかないように作られているペン。0.005ミリから2.0ミリまでの物があります。絵を描く人もいれば、ワク線を描くのに使っている人もいます。耐水性と水性があり、水性の場合は消しゴムカかけをすると、薄くなります。

面相筆

和筆。日本画などで使われます。漫画では、ベタやホワイト塗る時に主に使われます。

モアレ

スクリーントーンとスクリーントーンを重ねた時に、意図しないで出現する幾何学模様の事。プロはこの模様が出ない様に、45度でスクリーントーンを貼る場合が多い。

や~わ行

乱カケ

カケアミを応用した物で、1カケの正方形を画面にまばらにばら撒いたイメージで、描き込んでいきます。正方形が重なった部分は、線を重ねていきます。

流線

車の走行、飛行機やレーシングカー等が、発射したり移動したりするシーンに使う。定規で引いた線を何本も引く事で、そのスピード感を表現します。

ロングショット

作品の舞台となる場所の遠景や全景の絵です。キャラクターは、かなり小さく描かれています。

ワク線

コマの外側を囲っている線。