ナインティナインの概要
予告通りの回数だけ勝利すると、点数獲得。9トリック(トリックは一巡)で1ディールとし、9ディール勝負して最も高得点の人が最終的な勝者です。
使用カード
37枚
A、K、Q、J、10〜6を4枚ずつ
ジョーカー1枚(切り札となったカードの代わりとなる)
カードの強さ
強い順に、A > K > Q > J > 10 > 〜 6
点数表
1トリックを勝利で+1点
予告を成功させた時の加点
1人達成 → +30点
2人達成 → 各+20点
3人達成 → 各+10点
プレミアムビッド実行時に予告を成功させた時の加点
デクレア
成功 → +30点
失敗 → 他プレイヤーに各+30点
リビール
成功 → +60点
失敗 → 他プレイヤーに各+60点
遊び方
配り方
親は左隣から時計まわりに、1人1枚ずつ、1人12枚のカードを配ります。最後に残った1枚を表にして切り札を決めます。
ゲームによっては、ある1種類のマーク(スートとも呼ぶ)を、他のマークより強いと決めることができます。この強いカード全てを切り札と呼びます。切り札は通常負ける場合に、逆に勝てるという性質を持ちます。
上画像では♠7が最後の1枚のため、ダイヤのカードが切り札になります。ジョーカーまたは9だった場合、切り札は無し、これをノートランプといいます。
ゲーム開始
自分の手札を見て、1ディールで何トリック勝てそうか予想します。その予想から勝利数の予告をビッドカードとして表明します。ビッドカードは手札から3枚選んで、自分の前に扇状に伏せて並べます。
カードのマークが勝利回数を表します。数字は無関係です。
♣クローバー → 3回勝利(3トリック獲得)
♥ハート → 2回勝利(2トリック獲得)
♠スペード → 1回勝利(1トリック獲得)
◆ダイヤ → 0回勝利(0トリック獲得)
例えば、ビッドカードが♣J、♠8、◆7であれば、4回の勝利を予告しています。勝利数は多くても少なくても失敗で、ピッタリ一致させなければなりません。予告を達成すると、達成した人数に応じてボーナスが加点されます。
1人達成 → 30点
2人達成 → 各20点
3人達成 → 各10点
全員がビッドカードを出し終わったら、親の左隣から1人1回ずつプレミアムビッドを宣言します。プレミアムビッドはデクレアとリビールがあり、どちらもやりたくなければパスします。
デクレアとは、ビッドカードを表にする意の宣言です。プレミアムビッドが終わってからカードを表にします。ジョーカーを使う場合、切り札の代わりとなります。
デクレアを実行して予告を達成(成功)すると自分に、失敗すると他プレイヤーにボーナスが加点されます。
成功 → +30点
失敗 → 他プレイヤーに各+30点
リビールを実行して予告を達成(成功)すると自分に、失敗すると他プレイヤーにボーナスが加点されます。
成功 → +60点
失敗 → 他プレイヤーに各+60点
プレミアムビッドを実行できるのは1人だけです。誰かが先にデクレアを宣言した場合、それ以降のプレイヤーが宣言できるのはリビールかパスだけです。
誰かがリビールを宣言した場合、それ以降は誰も宣言できません(以前にデクレアを宣言したプレイヤーがいなければ)。
デクレアが宣言された後に、別のプレイヤーがリビール宣言した場合、デクレアを宣言したプレイヤーはリビールを再宣言するか選択できます。再宣言した場合、後から宣言されたリビール(再宣言したプレイヤー)だけが有効になります。
全員がパスした場合、プレミアムビッドなしでゲームを開始します。
リビールでリードする人が指定されていなければ、親の左隣のプレイヤーからリードします。
最も強いカードを出したプレイヤーの勝利となり、1点獲得します。勝者が次のリードを行います。
リードされたカードと同じマークのカードを持っていない場合、マークの異なるカードを出しても許されますが勝つことはできません。ただし、切り札を出した場合は勝ちとなります。
手札にリードされたカードと同じマークのカードがある場合、切り札は出せません。
2人以上のプレイヤーが切り札を出した場合、最も強い切り札を出したプレイヤーの勝利です。
勝利したトリックのカードは脇に置いておき、手札には加えません。何トリック取ったか分かるよう互い違いに置いてもいいでしょう。
9トリックで1ディールとなり、9ディール行って終了。勝ったトリック数を確認し、ビッドカードを表にして採点します。
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