イラストをドット絵に加工する
上のイラストをドット絵加工していきます。
最初に①「画像」→「モード」→「インデックス」でインデックスカラーモードに変更。これはレトロなドット絵にするために色数を絞るためです。色数が多いとドット化した時に画像がざらつきます。
減色は「ポスタリゼーション」でも可能ですが色味が変わるため、ここではインデックスカラーを使います。
画像によりけりですがここでは②「最大色数」を24に指定。
インデックスカラー前(左)と後(右)の比較です。
③「画像」→「画像の拡大縮小」で5~15分の1に画像を縮小させます。
これも画像によりけりでここでは④8分の1のサイズに縮小。⑤「補完方法」は「補完しない」を選択。
縮小した画像です。
縮小した画像をもう一度同じサイズに拡大します。
イラストなどはこれだけでそれっぽくなります。微調整として「色」→「ポスタリゼーション」でさらに減色してもいいでしょう。
以下は他の作例です。インデックスカラーモード変換と拡大縮小だけでも、かなり効果的にドット絵化させることが可能です。
より難しい画像は各種機能を活用する
上記のやり方で上手くいかないケースもあります。その場合は「トーンカーブ」「シャープ(アンシャープマスク)」「ポスタリゼーション」「色相・彩度」など、色々な機能を活用して対処します。
リアルの人物はドット加工が難しいです。上の美しい女性をドット加工してみます。
色数[50]のインデックスカラーモード、画像を13分の1に縮小した結果です。現実の画像は色数が多く少ない色数でモード変換すると全体が潰れます。かといって色数を多くすると上画像のように色が散らばりザラついてしまいます。
今回はこれを「トーンカーブ」と「シャープ(アンシャープマスク)」修正します。
「色」→「トーンカーブ」をS字に適用。
ピクセルを強調しよりドット絵らしくするため「シャープ(アンシャープマスク)」を使います。
「フィルタ」→「強調」→「シャープ(アンシャープマスク)」。ここではRadius:[3]、Amount:[1]、Threshold:[0]で適用。
ピクセルが強調されよりドット絵らしくなりました。加工前と加工後を並べたのが以下。
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