変数とは
変数は生の値(数値、文字列など)を格納する箱のような物。一定の命名規則の範囲内で自由に名前をつけることが可能。
変数に値を代入するには=を使う。
hensu = 10
数学と違い左右が等しいという意味ではない。変数に変数を代入することも可能。
他のプログラミング言語には、変数に似たものとして定数があるがPythonには無い。変数は中身を何度でも上書きすることが可能だが、定数は一度代入した値を書き換えられない。そのため書き換える必要がない値、書き換わってほしくない値が格納される。Pythonでは慣習として大文字で記述した変数を定数として扱う。
以下は変数を利用した三角形の面積を求めるプログラム。
bottom = 50 height = 30 area = bottom * height / 2 print(area) 750
変数の命名規則
変数名は半角英数とアンダースコアを使う。平仮名や漢字などのマルチバイト文字も使えるが普通使わない。慣例として変数名は小文字を使う。
変数名は記号や○○1、○○2といったナンバリングではなく、格納されている値が何なのか分かりやすい名前がよい。
英単語一つではなく複数付ける場合は、慣例として単語と単語を_(アンダースコア)で繋ぐ。これをスネークケースと呼ぶ。プログラミング言語ごとに流儀が異なり、C#などは2つ目以降の単語の頭文字を大文字にするキャメルケースが使われる。
スネークケース | キャメルケース |
---|---|
get_input_key | getInputKey |
禁止されている命名方法は以下。
- 変数名の一文字目を数字から始める
- 変数名の一文字目を演算子や記号から始める(+、-、*、/、%、(、{、#など)
- 変数名にPythonの予約語を使う
Pythonでは大文字と小文字が区別される。valueとValueは異なる変数として扱われる。
Pythonは動的型付け言語と呼ばれ変数自体に型が無い。代入された値の型が動的に付与される。静的型付け言語と呼ばれる変数が型を持つ言語では、整数型には整数しか代入出来ず文字列を代入しようとするとエラーを返す。しかしPythonでは問題無く代入可能。
sample = 10 sample = "文字列" print(sample) 文字列
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